今週のお題「575」
松尾芭蕉の「松島や ああ松島や 松島や」について
後世に残るパロられやすい定型句だと思う。
今、まさに。
「ねむたくて ああねむたくて ねむたくて」などという句しか脳裏を過らないのは、間違いなく松尾芭蕉先生のせいだ。断定しちゃう。
だいたい、小学生の悪ガキとかが、国語の宿題で1句書いてこいとか言われて、「はらへった ああはらへった はらへった」とか書いて怒られるパターンだ。
そんなことは置いておいて、昨今は俳句ブームなのか、某木曜日の夕食時のバラエティ番組のせいなのか、我が家ではあの番組は欠かさず見ている。
テレビ局の戦略やらタレントの持ち上げ方やらなんやらは分からないが、あの番組はなかなか面白い切り口だと思う。
ベテランタレントの渾身の一句が手直しされると、エレクトリカルパレードに合わせてシュレッダーにかけられる様子はちょっとかわいそうだが面白い。私もああいう爺になりたい。いや、今のところ婆にしかなれない。
わが市の市民芸術祭にも句会などがあったりするし、新聞に俳句がいくつか載っているのを見ると、この17文字に思いを込めて詠むのはきっと楽しかろうと思う。
歴史も古いので(たぶん)、沼にはまっていくようにその世界にのめりこんでいく人もいるだろうし、少しかじったりすると、初級者にうんちくを語りたくなる趣味かもしれない。
という、薄い情報で俳句を語ってみたものの、私自身は俳句は読まない。
逆に、私はこういう長々とした文章をだらだら書く方が好きだ。
読む方にはめんどくさいかも知れないが。
17文字内に、単語の活用や助詞の選び方で、削ぎ落すだけ削ぎ落された情報で、季節を感じる文章を作るなんて、誰が考えたんだろう。
などと探求していくと、沼にはまってしまいそうなので、この辺でやめておく。
今日の写真は、お世話になっている方のお庭に咲いていたバラ。