ベイブレードの思い出は個人的にはない。
何故なら、ベーゴマの終焉を見届けた世代だからだ。
ベイブレードは、昭和のあそびとして収束していっていたベーゴマが、平成に慣れた世紀末に何だかカッコいい進化を遂げてタカラ(現在のタカラトミー)から発売された小学男児の遊ぶものだ。
初出は1999年7月発売とのこと。ノストラダムスの予言はこれだったのかもしれない(指から出まかせ)。
既に成人していた私世代には、既に自身の幼い頃にも衰退していた、どちらかというと親世代の遊びだと思っていたベーゴマが、煌びやかに復活したように見えた。
思うに、商品開発などには2-30年の周期性があるのかもしれない。自分が幼い頃に楽しんだものを、大人になってまた楽しみたいと思って復活させているのではないだろうか。
世紀末と新世紀の狭間に鮮烈に一斉を風靡したベイブレードは、令和の現代においても、少年たちの娯楽として楽しまれているようだ。