アヤノっちの田舎暮らしBlog

田舎で暮らすアヤノっちの琴線に触れたガジェット、小物、お題トークなどのフリートークブログ。https://www.youtube.com/channel/UCBsUkMU0ujamCl0t1OVQLpQ

🍎リンゴに踊らされる

お題「便利家電」

 

2019年末からこっち、リンゴ=Appleに踊らされている。

 

 

1990年代中盤、私の一番の友人はデザイン系の専門学校に行っていて、一人加えて3人でよく遊んでいた。

その学校の文化祭があるというので遊びに行ったのが、Macintoshとの出会いだった。

友人の学校のPCは、キーボードが真っ白で長いスペースキーが印象的だった。

キートップにはアルファベットしか書かれておらず、なんだかかっこよく、そして遠い存在に見えた。

私は商業系の専門学校だったから、学校にあるのは東芝Dynabookだった。真ん中に赤いぽっちがあった。

何となく、Macintoshは私の範疇ではない、と思った。

 

1990年代後半、地元に戻りビッグバンドに入り音楽を始めるのだが、周りの大人は全員Macintosh派だった。

「諦めてMacさ来い~」とよくおじさまたちに言われた。iMac彼氏もそうだった。

が、私は決してあきらめず、楽譜書きも音源管理も録音も全部WindowsPCでこなした。

おじさまたちには「頑ななWindows派」と言われた。

 

2000年代に入り、二つ折りケータイの盛衰を経て、スマートフォンがあらわれた。

iPhoneAndroidである。

既にAppleアレルギーだった私は、iPhoneという名前に、iMacとかiPodとかiTunesだのiってなんじゃいぐらいの勢いだった。

 

 

2019年冬、それなのに私はiPad Pro12.9インチを買った。

楽譜を電子化し、手軽にたくさんの楽譜や書類を持ち歩きたかったのだ。

iPadを買うか、surfaceを買うか、最後まで悩んだ。

決め手は、同年春に買ったLG glamだった。同じ年にWindowsPCを2台買う事に抵抗を感じたのだった。

ケーズデンキに行き、現品で1つだけ残っていたiPad Pro 12.9インチを現金で買った。ついでにApplePencil2も買った。

店員さんはびくびくしながら梱包をしてくれた。

 

2020年春、iPad Proは新商品が出ていた。買って数ヶ月後のことだった。

よく下調べしなかったのを呪ったが、ガジェットは「欲しい時が買い時」なのだ。

そう言い聞かせた。

 

でもここから、むしろそのせいで、Appleの新製品発表会のチェックが始まった。

Appleアレルギーからの華麗なる転身である。なんなんだ私は。

 

2020年秋、iPhone12 Pro Maxが発売された。現在も快適に使っている。画面が大きく、写真や動画もきれいに撮影出来る。何より、ドラクエウォークがよく見える。タップしやすい。レベル上げが捗る。4.7インチから6.9インチへの変更は快適だった。

これでApple熱は落ち着いたと思った。

 

しかし、1年以上になったApple歴で私はいろんなアプリを知ってしまった。

 

GoodNotes5である。

 

PDFや写真を読み込んで手書きでメモを書き込める、たくさん取り込んだ書類に書き込める。

iPadで読み込んで書き込んだメモは、iPhone12でも見る事が出来た。

すごく便利だった。

 

ただ、画面が大きいと思ったiPhone12ProMaxは、iPadPro12.9インチで書き込んだ文書を見るには小さかった。当たり前だ。

それから、iPhone12Promaxでは、文書に指で書き込みは出来るが、ApplePencilで書き込みをしていた小さい文字の横に、人差し指で殴り書いた字が汚かった。

試験勉強のために読み込んだテキストの文字は、チリかゴミのような大きさで読めなかった。

 

人間とはなんと贅沢な生き物だろう。

1つ満たされると1つ不満が募る。

 

2021年春、Apple発表会を見た私は、ミニLEDもAirTagも刺さらなかった。

iPadPro12.9インチは楽譜が見られればよいし、財布や鍵は紛失したことがない。せいぜいカバンの中で迷子になるぐらいだ。そもそも財布を落とす人間がいることが信じられない。

板みたいなiMacはかわいい。薄紫のiPhone12もかわいい。でも不要だ。

 

今、一番待っている便利家電、それはApple社のiPadmini第6世代である。