アヤノっちの田舎暮らしBlog

田舎で暮らすアヤノっちの琴線に触れたガジェット、小物、お題トークなどのフリートークブログ。https://www.youtube.com/channel/UCBsUkMU0ujamCl0t1OVQLpQ

宅地建物取引士資格試験受験の経験を書き出してみる 前編

突然の買ったものじゃないものの紹介です。

今日は、40代での「宅地建物取引士試験」の合格体験記を書いていきたいと思います。

前編と後編に分けたいと思います。

今回は、動機と教材と模試についてです。

今年の試験が来週末に迫っているので、昨年の思い出と合わせて(笑)書いていきます。

今年の受験生のみなさんの、何かの足しになればと思っています。

 

【動機】

受験した動機は、ストレートに「仕事で使うから」です。

必要ではありませんでしたが(宅建士は不動産屋の本店・支店の従業員の5人に1人いなければならないけれど、当社はそれを満たしていたので)、あれば便利な資格だからです。

不動産屋でも、この年になって受験すると、だいたいはみんな3回目ぐらいで合格する人が多いみたいです。私も平成29年、平成30年、令和元年と受験して昨年合格しました。

ただ、3回受験すれば大体受かるわけではなく、不動産業者は5問免除というシステムが3回分有効なので、3回目で危機感を持って頑張るのではないかと思います(笑)

5問免除とは、不動産業者に従事する者が、講習を受講して最後の試験(簡単)に合格すると、宅建の本試験が5問免除になるシステムです。

これに合格すると、本試験申し込み時に3回まで(だから3年)5問の免除があるのです。不動産屋なら、絶対使った方がいいシステムです。

動機というか目標は、モチベーション維持のためには必要です。勉強をしていると「自分は何でこの勉強をしているんだろう」という疑問が必ず浮かんできます。その時「この試験を取って、会社に貢献したい!」「資格があると手当て分給料が上がる!!」「先輩名義の契約書類を作っててつらい、契約書や重説の宅建士欄に自分の名前を載せたい!!」などという、合格後の具体的な目標があると、勉強を頑張れます。

もう涼しくなってきましたが、夏の暑い時期に勉強を頑張らなければいけない時期があるので、暑い中モチベーション維持をするには動機と目標があった方がいいです。

壁に貼っとくのもいいです。

 

 

【使った教材等】

日建学院

田舎住まいのアヤノっち、宅建の勉強を通学で行うとすれば、日建学院一択でした。

ただ、日建学院はこんな田舎にあるぐらいなので、学校数は全国一位です。都会の人はLECやTACとかの有名法律系学校に通うのもいいと思います。ちなみに複数校に通うのは意味がありません。

学校に通うのは、モチベーションの維持と、ランキングを知るためです。私は1,2年目は地元のサテライト校に通いました。職場からすごく近かったので、便利でしたが、PCに向かって一人頑張り、一人で小テストを受け、一人で成績グラフを付け。。。田舎は受験仲間がいませんでした。

日建学院のパンフレットには、受講後に同じ資格を目指す方たちでディスカッションしたり分からないことを教え合ったりする時間があるとありますが、田舎ではない場合があります。受験生が自分しかいなければ、それは仕方がないです。

日建学院のテキストはすっきりしていて、イラストがいっぱいの市販のテキストとはちょっと違います。どちらかというとシンプルな教科書みたいなかんじです。

資格試験で重要な過去問ですが、4科目が4分冊されていて、大きさもA5サイズと小さいので、常にカバンに入れて持ち歩き、ヒマなときには問題を解くようにしていました。

ちなみに3年目は日建学院の大きな学校へ通いました。仲間を求めて(笑)

ただ、私が受講したコースの時間帯には残念ながら宅建仲間がおらず、建築士受験生の方々がぞろぞろいて、ちょっとうらやましかったです(笑)

学校の担当の方とはたくさんおしゃべりをして、自分の最初2年間の受験勉強が甘かったというところをたくさん指摘され、それを素直に改定していくことで、合格につながったと思います。

ただ、自宅から65km離れた町にあったので、週1の通学はとても大変でした。

通学は4月から10月まででした。

 

YouTube

日建学院でも動画はたくさん用意されていて、わかりやすい解説もありましたが、PCやタブレットでいちいちログインしないとみられませんでした。通勤がマイカーなので、とにかく移動時間は宅建のことを垂れ流しにして、常に宅建モードにしないと、忘れます(笑)

そこで、YouTubeプレミアムを契約し(月額1000円ぐらい)、動画をタブレットにダウンロード出来るようにして、WiFiがないところでも動画視聴可能にしました。

さすがに運転中は見られないですが、声だけでも聴けるように、それから入浴中にも動画を見られるようにということで、私はAmazonfireの7インチを使っていました。

持ち歩きにはちょうど良く、きっと電車通勤の方もスマホよりは大きく、10インチぐらいのiPadより大げさでなく持ち歩けていいのではと思いました。フェアだかセールだかで4000円弱で買った記憶があります。最近調子が悪いので寿命かなと思いましたが、十分元を取ったと思います(笑)

気を紛らわせるためにラジオ代わりにトークのチャンネルをダウンロードして聞いたりと、週に1回の通学のお供にもなりました。

 

宅建関係のチャンネルは、最近充実してきていると思います。

特におすすめなのは「宅建みやざき塾」と「吉野塾」です。

 

「みやざき塾」の宮嵜先生も「吉野塾」の吉野先生も、日建学院の講師として学院指定のビデオに登場されます。そのほかに独自のテキストやYouTubeチャンネルをお持ちで、熱く受験生を応援してくれます。

宮嵜先生は、ゴロあわせが特徴的です。甲高い声で、覚えやすいゴロを連呼してくれるので、試験中に先生のゴロが脳内でリフレインします(笑)

吉野先生は、テキストや模試をバラバラに販売していて、まとめて買ってもいいし、ちょっと腕試しに模試をして、その解説を丁寧に動画で見たいというときに便利です。

両先生とも宅建の試験システムに精通しており(日建学院も傾向と対策を教えてくれますが)直前期の今などはヤマをはったり予想問題を作って販売されたりしています。

現代のシステムにマッチしたサービスだと思います。これで、独学での合格も可能だと思います。ちゃんと自己管理できる方であれば(笑)

 

・その他

テキスト類は、1つ「これ!」と決めたら、あんまり浮気しない方がいいです。というのも、宅建の試験の歴史は古く、過去問を頑張れば結構本試験でも点数が取れるからです。

ただ、その年その年の傾向や対策や法改正など、出そうなポイントをリアルタイムで解説してくれるのは、学校だと思います。ただ、先述のYouTubeでも無料でポイントなどを動画配信されている先生がいるので、それを上手に活用するのもいいと思います。

ただ、あまりインターネットやYouTube界隈に明るくなく、本屋さんでどのテキストを買ったらいいかわからず、一人で勉強を進めていく自信がないという方は、素直に学校に通ったらいいと思います(笑)

通学だけでなくネットで自宅で受講出来るところもたくさんあるので、検索してみてください。

ただ、通信教育はやはり提出物を守るようにちゃんとこなさないと意味がないです。動機のところにも書きましたが、壁に「絶対合格!!」とか書いて貼っておくのも一つの手だと思います。

高校大学の受験生も壁に大学名などを書いて貼ってモチベーションを上げたりしているのを見たりしますが、書いて貼り出すのは結構効果があります。

家族に馬鹿にされたりしても無視してください。家族が受験するのではありません。

 

【模試について】

模試は、何度か受けた方がいいです。

でも模試の結果に一喜一憂するのは得策ではありません。

模試は、本試験の練習です。

 

本試験は、馬鹿正直に試験問題の頭から解いていく必要はありません。

解きやすい問題や得意な問題から解いていっていいんです。

本試験は、だいたい権利関係からはじまって法令上の制限や税法があって、ここまでで半分です。後半は宅建業法がどばっとあって、最後にちょびっと5問免除の統計があります。この問題の配列は、大きく変動はないです。たまに農地法が定位置じゃないところ(笑)に移動していたりとかはありますが、たぶん今年もいきなり1問目が宅建業法とかではないと思います。

 

模試は、その問題を解く時間を図ったり、ペース配分の練習をしたりするところです。

もちろん、今年の試験に出そうな問題を集めていると思うので、合格の目安になると思いますが、そんなに点数に一喜一憂しなくてもいいです(直前期に20点台だったら焦ってくださいですが←だいじょぶちゃんとやってれば受かる)。

 

模試にも種類があります。今年はコロナ対策であんまり試験会場で人間を集めての模試はないんじゃないでしょうか?

とはいえ、私も試験会場での模試は去年ですら2回ぐらいしか受けていないです。場の空気になれるのが目標なのです。試験は緊張するものなので、へんな緊張をしないように、練習をするのが目的です。

 

自宅受験の模試もあると思います。どちらかというと私は去年はこれを10回ぐらいはさまざま受験しました。

日建学院のカリキュラムは、10月に入ると怒涛の模試模試週間が始まります。いきなり難しい模試が毎日のようにあり、テンションが下がります。でも大丈夫、みんなテンション下げながら頑張っています(笑)

 

先述の吉野塾でも去年はワンコイン模試という500円ぽっきりの模試を行っていました。オンライン購入し、自分で時間を計って受験し、YouTubeで解説動画を見て、過去問で似たのを探してもう一回解くという感じです。

 

ただ、学校のカリキュラムはハードなので、よその学校や別テキストや別模試を受験している場合ではないこともあります。こなせない、終わらない、提出間に合わないなどとひーひー言っているのが9月です。

9月決算だったり9月に忙しい仕事の人は8月に頑張る必要があります。

ただ8月は中高生が夏休みなので、図書館で勉強しようとすると学生であふれかえっていてなかなか難しいです。自宅で頑張れる人は強いですが、私はとにかく自宅での勉強がはかどらずに苦労しました(笑)

都会ならカフェや勉強ブースがあっていいかもしれません。

ちなみにマイカーでの勉強はどうだろうと思って小さなテーブルを買ってみましたが、車でエンジンを止めて後部座席で一人座って何かやっていると、めちゃめちゃ怪しいです。結局車勉強は1回でやめました。駐車場でじろじろ見られても耐えられる精神力の人は車勉強もいいかもです。ただ、エンジンを切ると夏の車内は暑いです。

 

後編は受験前日からについてまとめます。