私アヤノっちが、平成29年、平成30年、令和元年の3回、宅地建物取引士の試験を受験した体験談の後編です。
前編はこちらです。
【直前期について】
勉強方法については、他の方がまとめていると思いますので、自分に合った方法で頑張って勉強してください(笑)
直前期は体調管理が最優先課題です。あと病気やケガなどをしないようにしましょう。
今年は新型コロナウイルスが流行っていますから、余計気を付けて下さい。確認はしていませんが、陽性なんかになった日には、たぶん受験できないのではないでしょうか?
それ以外のただのカゼでも、とにかく小難しい事を考えている時にはとてもしんどいですので、本番にベストパフォーマンスで挑めるように全部を調整してください。
女性は生理での体調不良もあるので、日程がぶつかりそうな人は腹をくくって対策を練った方がいいです。
直前期は緊張もします。メンタル状態によっては思いもよらない症状が出てきたりもします。睡眠時間を削って勉強するのは、10月に入ったらやめた方がいいです。
前日は早く寝てください。前日に分らんものは本番でも分からんです(笑)
間違っても飲み慣れないビールやチューハイをあおって「前夜祭だー」とかやらないでください。アラフォーはトイレが近いです。試験中にトイレに行きたくなって集中力を削がれます(つまりやりました)。
ちなみに、私が住んでいる岩手県は、県土が広いのに試験会場が1か所という鬼設定です。我が家からは車で3時間の山奥(失敬)が試験会場でした。
私は車の運転が得意じゃないので、交通手段は熟考しましたが、3年でベストに辿り着きました。
1年目は家族と一緒に車で向かったのですが、確か自分で運転しました。直前ぐらいテキストを読みたかったのですが、3時間ほど運転してから会場入りして、ちょっと休憩してから試験に挑みました。
2年目はこれに懲りてバスを乗り継いで行きました。ちょっとした時刻表のチェックミスで、長距離バスの出発時間を間違い、目の前で出発してしまったバスを10分程タクシーで追いかけるという愚行をしました(笑)アクロバティックな行為が仇となり心臓のバクバクが収まらず、バス酔いをしてしまい、直前に動画でチェックしようとしたものなどは全然出来ませんでした。ちなみにバスで地元から会場まで向かうと、待ち時間含めて4時間ほどかかりました。
3年目は、通学も含めて大計画を立て、車を10年以上乗った軽自動車から新車の普通乗用車に買い替え、学校は毎週日曜に65km(往復130km)を通って運転に慣れ、前日に盛岡入りして駅前のホテルに泊まり、日建学院の盛岡校の空いている机をお借りして直前講座を受講し、当日は約30分の運転で余裕をもって会場入りして試験に臨みました。
【本番について】
岩手県の会場は、岩手県産業文化センターアピオでした。5問免除は会議棟の大会議室でした。一般はグルメまつりなどの大きな屋内イベントが行われるあの会場です。別の受験生に聞いたという日建学院の方の話によると、広くて人がいっぱいいるので、集中力が削がれるし緊張するようです。
そんな訳で試験会場に着いたら、トイレに行ったり身支度を整えたりリラックスしたりしてください。
また、ドヤって試験会場の机でテキストや問題集を広げて過去問を解いたり、iPadで解説動画やまとめたノートを見たり、どんどん周りにプレッシャーを与えてください(笑)
お昼は、私は食べると眠くなるので食べませんでした。お腹が減って集中力が削がれる人もいると思うので、その辺は自己調整してください。
大体12時半ぐらいになると会場ドアが閉じられ問題やマークシートが配布され、説明が行われます。
緊張してトイレの心配がある人は、ひととおり説明が終わったと思ったら、スッと手を挙げてこのすきにトイレに行ってください。
5問免除がない一般受験の方と5問免除がある方は、試験会場も違いますが問題用紙の表紙の色も違います。
そして、試験開始時間が違います。
一般の方は13時から試験開始です。ちょうど2時間です。
5問免除(登録講習修了者っていうのか…)の方は13:10から試験開始です。5問少ないからです。
この10分間、じっと待たなければいけません。緊張感はMAXです。でも何もできません。地獄です。お願いだから終了の方を10分早くしてくれと毎年思っていました。
私は平成30年の時は文字盤のない脈拍を測ったり出来るスマートバンドをしていたので、試験中の脈をとることが出来たのですが、平成30年の試験日は朝からずううっと脈は120前後でした(笑)一日いっぱい緊張していました(バスに乗り遅れて走ったりするから・・・)。
あと、過呼吸持ちなのですが、去年の試験は2時間ずっとハアハアいっていました(苦しかった)。
ちなみに、Apple Watchやfitbit VERSA等のスマートウォッチは、文字盤があってメールの内容が見られるので外さないとアウトです。スマホなどと一緒に会場に用意された封筒に入れて封をします。
試験が始まったら、模試で練習した通りに、解きやすいところからどんどん解いていってください。模試で練習した通りにです。間違っても直前期にこういう私のBlogみたいなの(笑)やYouTubeの合格体験談でちらっと見たやったことのない方法で解かないでください。
私は「マークシートは、最後まで問題を解いてから、まとめてマークする」という方法を見つけて、模試で試したところ、見事にマークミスで3問ぐらい落としました。危険です。3問も間違ったら受かるもんも落ちます。それで慣れている人はそれでいいですが。
ひととおり問題が解けたら、鉛筆を置いて、マークシートを少し離して見てみてください。
やたら多い選択肢はありませんか? やたら3番や4番が多くないですか?(宅建あるある)
見直し時間は、とりあえず迷った問題の中で不自然に選択肢が多い設問に戻って、考え直してください。
具体的に言うと、私は去年の問題でやたら3番が多かったうえに、133133みたいなやたら機械的な模様になっている所がありました。この3が続く4つの問題に焦点を絞り、残りの試験時間を費やして解きなおしをしました。
すると、とある設問で違う選択肢が解答として出ました。この時点で残り30秒でした。
絶対こっちが正解だ! と思ったので、すごい勢いで消しゴムをかけてマークを消し、新たな解答番号をすごい勢いで塗りつぶしたところでタイムアップでした。
去年の合格点は35点、私の自己採点は35点でした。
何が言いたいかと言うと、試験が終わる直前まであきらめないで頑張ってくださいということです。
「解答を直すと間違う」というジンクスもありますが、再度考えて弾き出したものが正解だと思ったら躊躇なく書き換えた方が後悔がないです。
私はあそこでマークを書き換えなかったら、今年も受験生でした。
【お家に帰ってから】
帰宅するまでが宅建試験です(遠足か)、帰りも気を付けて帰ってください。
帰路についてもいいですが、試験が終わると、各学校から解答速報と合格予想点が発表されます。ネットでも見られますし、日建学院ももちろん速報をくれます。
学校によっては解説ライブを見る事が出来ます。私は自宅が試験会場から遠かったので利用しませんでした。
日建学院のシステムとしては、解答を日建学院用のマークシートに書き込んで、出口で待ち構えている担当さんに渡すと、合格予想点に到達したかしないかを教えてもらえます。岩手では、会場の外でなんかマークシートにぬりぬりしている人がいたら、だいたい日建学院の人です。他の県はちょっとわからないですが。
ちなみに、YouTubeでもおなじみの先生たちが、裏解答速報としてライブを行っていたりします。無料なので後からアーカイブも見られると思います。興味のある方はググって下さい。
【合格したら】
岩手県のタイミングですが、12月上旬の合格発表後、いろんな手続きの書類をかき集めて、12月中ぐらいに県の土木事務所に提出しますと、1月あたりには宅地建物取引士証が発行されます。
都道府県によってはもう少しかかるみたいですし、実務経験がない方は登録実務講習を受けないといけない(と試験勉強でさんざん叩き込まれていると思いますが、それ)です。
取引士証は、若干ショボいです(笑)運転免許証みたいなICチップとかないです(これを読んでる頃に替わってたらすみません)。
でもこの取引士証に書かれた番号を契約書(37条書面)に打ち込んで、自分の名前が宅建士のところに表示された契約書を初めて作ったときはほっとしました。
以上、私の宅建合格体験記でした。
アラフォーで、音楽が趣味で試験時期に定期演奏会を控えていて、会社の決算期でと、公私ともにハードスケジュールでもどうにか合格出来ました。
今年受験される同世代の方、同趣味の方、同業の方。がんばってください!!
合格後はもう勉強しなくていいですよ!!!←